まめしば

マキマさんの手のひらシーン、かっこよすぎる

『チェンソーマン』第1部公安編を読みました。面白かったです!

ほぼ純文学ですし、ミスリードが異常にうまい漫画ですよね。

この記事は「チェンソーマン1部」「羊たちの沈黙」のネタバレを含みます

『チェンソーマン』第1部あらすじ

あらすじ

貧困少年のデンジはチェンソーの悪魔ポチタと融合し、デンジの夢をポチタに見せるという契約を結びます。デンジは公安に入り、デビルハンターとして悪魔と戦います。

作品情報

作者:藤本タツキ

出版社:集英社

連載誌:週刊少年ジャンプ

一部の巻数:全11巻(2020年12月完結)

『チェンソーマン』がほぼ純文学である理由

世界観を説明しない

まめしば

急に悪魔が出てきて、公安に入って、世界観が謎だよね。

公安が福利厚生いいことは知ってるけど…

チェンソーマンの世界は基本的に物語が気持ちで動いています

設定も語りませんし、キャラの行動理由をほとんど言語化しません。

読者が感情で理解するしかない構造です。

答えを与えない

デンジの夢は、パンにジャムを塗って食べて、部屋に女の子を呼んで、抱かれながら眠るという普通のことでした。

普通の漫画なら夢をかなえて成長しました!祝勝会!となります。

ですがチェンソーマンは、夢が叶ってもデンジはむなしくなるし、叶えた瞬間に別の地獄が始まります。

キャラクターの感情の理由も書きません。

出来事を見せて、読者に解釈させて、答えを見せません

『チェンソーマン』考察:食べることは暴力の完成形

まめしば

チェンソーマンを名作たらしめたラスト、食べるという終わり方だったね

食べることで相手を完全に消す

有名な小説・映画の「羊たちの沈黙」を思い出した人も多いのではないでしょうか?

『羊たちの沈黙』は、トマス・ハリスによる小説で、FBI訓練生クラリス・スターリングが連続殺人鬼ハンニバル・レクターの助言を得て「バッファロー・ビル」を追うサイコスリラーです。1991年の映画化でアカデミー賞5部門受賞作として有名。(Wikipediaより引用)

ハンニバルはサイコパスです。自分の価値基準で人を選別し、見下した相手を食べます。

相手を殺してもまだ残ります。忘れても痕跡は残ります。

食べることで、この世から消えるのです。

まめしば

かなり哲学的だよね

支配の悪魔を倒す方法は、なぜ食べることなのか

支配とはなにか

上下関係を作り、命令する存在。コントロールする存在が支配の悪魔です。

殺すでは足りないのです。

殺すということは敵として認識しており、対等な存在として成立しています。

支配を倒すには対等ですらだめなのです。足りません。

食べる=

  • 相手を対象としてすら扱わない
  • 世界から存在ごと消す

支配関係そのものを成立させない行為、これが最大のポイントです。

まめしば

『チェンソーマン』の世界には関係性そのものが強さや力になるんだね

銃の悪魔の事実、最大のミスリード

マキマは最初からうそをついている

もしもデンジ君が銃の悪魔を殺せたら

私がキミの願い事なんでも一つ叶えてあげる(マキマ/チェンソーマン12話)

まめしば

実際には銃の悪魔はすでに敗北して分割・拘束されていたんだよね

世間に知られている話(フェイク)

  • 銃の悪魔はまだ暴れている
  • 世界の脅威である
  • 倒せば英雄

実際に起きていたこと

  • 銃の悪魔はすでに敗北、各国が銃の悪魔の肉片を保管していた
  • 国家権力の管理下だった
まめしば

マキマさん自身も

強いものは国が管理しているものだって言っていたんだよね

デンジに銃の悪魔討伐を依頼した理由は?

銃の悪魔という外の敵に目を向けさせて、

思考停止させれば自分が疑われることはありません。

すでに支配の基本技が入っていますね…。

まめしば

デンジを目的で縛って、

チェンソーマンを手に入れるためだったんだね…

『チェンソーマン』を見るならdアニメがおすすめ!

まめしば

ぜひ見てみてね!

最後まで読んでいただきありがとうございました!