『凪のお暇』最終回ネタバレ|凪は誰とくっつく?結末に納得できない理由と慎二・ゴンのその後
『凪のお暇』コミックス最終回、凪は慎二もゴンも選びません。
恋愛の決着ではなく、「自分の人生を自分で選び直す物語」として終わります。
ただし単行本のラストでは、凪と慎二が大阪で再会したような描写があり、
「これからまた関係が始まるのでは」とも読める終わり方でした。
凪と慎二の結末、なぜ恋愛エンドではなかったのかを、作品のテーマとあわせて解説!最終回が納得できない理由についても考察しています!
祝完結!!!
『凪のお暇』あらすじ&作品情報
東京で働く28歳のOL・大島凪は空気の読み過ぎで過呼吸になり会社を辞め、家賃3万円のボロアパートに引っ越し人生をリセットする。新しい出会いや母との関係、地元北海道と向き合い自分を変えていく。
作者:コナリミサト
連載期間:2016年~2025年
レーベル:月刊エレガンスイブ
出版社:秋田書店
巻数:全12巻
『凪のお暇』の魅力 | 受賞歴多数、ドラマ化され話題に
受賞歴
「マンガ大賞」2018 第3位
「このマンガがすごい!2019」オンナ編第3位
第22回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞
さすがの受賞歴
共感できるリアルさ
私が会社を辞めてもこうなりそう…
仕事を辞めて家賃3万円のボロアパートに引っ越し。
三軒茶屋から立川という都会でも田舎でもない土地へ行き、化粧水は600円くらいの惜しみなく使える大容量タイプに変更。
等身大で共感できる境遇が魅力だと思います。
凪の適職は「ドライバー」
このラストは素晴らしかった
- ペーパードライバーで運転は慎二に任せきり
- 会話も受け身、誰かに乗っかって生きる人生
- バックオフィスのウエットな人間関係が地獄
凪は仕事はできるけれど評価はされないという状況にありました。
空気の読み過ぎで倒れた時も、明らかにバックオフィスが向いていなさそうでした。
ラストは大型免許の試験にチャレンジするも落ちてしまうが前向きというところで終わりました。
ドライバーなら、
- 感情や空気を読む必要がない
- 指示が明確
- 評価は距離と時間
バックオフィスとは真逆、確かに凪に合っていますよね。
キラキラOL的なデパコスやお洒落ランチにもあまり興味はなさそうだったし、バックオフィスにこだわる必要は確かに全くないよね
素晴らしいラストでした。
今思えば、ゴンとの思いを断ち切るために自転車に乗っていた時も移動が大きな転機になっていましたね。
『凪のお暇』最終回が納得できない理由|入り口は恋愛、出口は生き方に見えるちぐはぐさ
「納得できない」「微妙」という声も上がった最終回でした。
私の正直な感想としては「納得できない」「でも作者らしい」が半々でした。
表紙やおまけページも含めて、この3人のイラストも多いですし、
恋愛を匂わせる描き方をされています。
いわゆるライバルの市川円まで出てきて、まさに少女漫画の王道展開です。
ですが最終回は
「恋愛?そんなマンガじゃない、生き方の話ですから!恋愛だけが人生じゃない!」
こう言わんばかりの結末に私は少し感じました。
そしてここからは完全に私の妄想ですが、
例えば私は「暁のヨナ」を読んでいても思うのですが、
おそらく少女漫画・女性向け漫画において恋愛要素やハーレム要素を入れることは
売上のため編集部等から指定されていると予想しています。
話が作りやすいという要素もありそうですね。
元々コナリミサトさんがやりたかったのは、生き方の話だったからこそ、
人気が出て、ドラマ化して、最後に好きなように描いたんじゃないかと思います。
入り口は恋愛で出口は生き方だったように感じるんだよね
『凪のお暇』ネタバレ感想 | 名言&心に響いたシーン
イワシのシーン(コミックス3巻)
2人が交際しているときに行った水族館でイワシの大群を見たときの二人の反応です。
- 凪「きれいだと思った」
- 慎二「キモいと思った」
社会で空気を読みながらうまくやることを、イワシの群れで例える。
さすがコナリミサト先生です。天才すぎます。
凪のお暇は比喩表現がとにかく天才的
ここがラストの、凪は群れに戻らない、慎二は得意だから戻る、という結末に結び付くのが最高すぎます。
ゴンと行った海に辿り着くシーン(コミックス4巻)
やっと辿り着いた目的地の海は なんていうか フツーだった
ゴンさんていうキラキラフィルターなしで眺めた海は
ほんとにフツー(凪)
リアルすぎるよ…
恋愛あるあるすぎて心に突き刺さりますね。
しかもこれ、恋愛だけじゃなく、会社や学校、憧れの仕事、全部にあてはまります。
自分でからあげを揚げるようになった慎二(コミックス11巻)
無意識に優位に立とうとしていた気質の慎二は料理はすべて凪に任せきりでした。
ですが円との結婚騒動で、あれよあれよという間に専業主夫にされてしまい、
凪にしていたことと同じことをされる側になります。
その女性が押し付けられていたことを、男性に同じように体験させる。
そのやり方がかなりリアルなのもさすがのストーリーです。
仕事を辞めて家事専業になるって、
女性は当たり前に押し付けられてた価値観だしね
その後北海道で慎二は自分でやらなきゃいけないと、自らからあげを揚げるようになります。
自分の中に男女の役割の押し付けがあったことを認め、その押し付けがどんなにしんどいかを学んだ結果でした。
令和の時代にここまで解像度が高くジェンダーに踏み込んだ漫画は、
他にないレベルだと思っています。
やはり名作…
『凪のお暇』結末ネタバレ|凪と慎二はどうなる?
凪と慎二の結末
それから慎二に会うことは二度となかった(凪)
賛否両論のラストだったね
色々言われていますが、単行本の最後のページで、おそらく大阪で2人は再会したと言われています。
単行本掲載のおまけページになりますが、
凪が大型免許不合格後、大阪にかすうどんを食べに行って、
そこでランチ中の慎二と会っているようなイラストがあります。
個人的には、三角関係のような描写やイラストがあったり、恋愛で読者を引っ張ってきた部分もあるから、本編でしっかりどうなるのか描いてほしかった派です
凪とゴンの結末
そしてゴンに関しては、同じくおまけページで結婚したイラストがあります。
相手については描かれていませんが、その髪は短くなっていました。
ゴンは凪と縁切り(二人の会話のきっかけとなったゴーヤと一緒に)した後、未練が残ったまま髪を伸ばし続け、その長さは地面につくレベルでした。
ゴンと凪の縁の始まりはゴーヤ、お別れの時には蔦と一緒に縁切り。
なんておしゃれな漫画…と思った人も少なくないと思います。
凪のお暇は純文学だね
『凪のお暇』見どころ|ドロップアウトした後の人生を描き切っている
- ドロップアウトした後の人生をちゃんと描いている
- ゴンも慎二も理想の男性じゃない
- 誰も完全には成長しない
『凪のお暇』の見どころは、空気を読みすぎて壊れた人が、
ドロップアウト後の「何者でもない時間」をごまかさずに描いているところだと思います。
恋愛でも成功でもなく、どう生き直すかに向き合っています。
『凪のお暇』を読むなら電子書籍がおすすめ!
慎二と凪が大阪で再会するおまけページは、ぜひ単行本で確かめてみてください
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