まめしば

ガンダムシリーズ最高峰の設定のカッコ良さだと思います

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』を見ました。

見て感じたことは、設定は神・展開が思想すぎる、でした。

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』あらすじ

あらすじ

舞台は地球圏から独立しつつある火星。火星は経済的・政治的に搾取され、多くの孤児たちが少年兵として生きていた。主人公の三日月・オーガスもその一人。彼は仲間たちとともに警備会社CGSに所属し、火星独立を訴える少女クーデリア・藍那・バーンスタインの護衛任務に就いていた。しかしその任務はギャラルホルンに狙われ、CGSにも裏切られ三日月たちは見捨てられる。三日月は眠っていた謎のモビルスーツ、ガンダム・バルバトスに乗ってギャラルホルンを撃退する。

作品情報

監督:長井龍雪

放送期間:

第1期→2015年10月から2016年3月

第2期→2016年10月から2017年4月

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』最終回ネタバレ

鉄華団の結末

最終回で、三日月・オーガスはガンダム・バルバトスとともに敗北します。

1対1の戦いではなく、空からの無差別砲撃です。

オルガ・イツカも志半ばで命を落とします。

鉄華団は壊滅し、生き残った者たちは普通の人生を選ぶことになります。

まめしば

本作が駄作と言われる原因でもおそらくあるね

あまりにも救いのない、とても悲しい結末です。

ジャンプのルールでも「友情・努力・勝利」は有名ですよね。

本作は「友情・努力・敗北」なのです。

主人公の死が明確に描写された作品は、ガンダムシリーズ史上本作が初と言われています。

ギャラルホルン、マクギリスの結末

マクギリスは、何も得られず、理想に殉じて死にます。

まめしば

主人公サイドは、クーデリア除きほぼ全滅というバッドエンド

幼少期から容姿の美しさゆえ、性的虐待に遭い、既得権益の犠牲者としてマクギリスは生きてきました。

ギャラルホルンという腐った世界を壊したい、世界を変えたいという気持ちでガンダム・バエルに乗ります。

ですが英雄の象徴であるバエルに乗ってもだれもついてこず、彼は孤立。敗北しました。

まめしば

力でのし上がった鉄華団もマクギリスも敗北。つらすぎるよ…

ここまで全員、殺す必要あったのかな?

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なぜ”成長物語”にしなかったのか

三日月とオルガは、失敗した主人公なのか?

鉄血のテーマは下記だと思います。

力だけで成り上がった者は、力だけで潰される世界

おそらくこれが鉄血のオルフェンズの世界の骨格です。

ただこの話のもっとも理不尽でリアルな点は、

前提として搾取構造があり、弱者は力だけで生き残るしかない世界である

ということだと思います。

三日月とオルガは、失敗した主人公なのか?

まめしば

違う!失敗していない!と私は思うよ

主人公たちは力を合わせて努力をしました。

勝利を許す世界ではなかった、だから失敗した、ということだと思います。

まめしば

世界の差別構造そのものをディスってる作品なんだね

三日月の負け方が酷すぎる

まめしば

対人戦最強の三日月を、空からの無差別攻撃で倒す…納得いかない

阿頼耶識システムというものが鉄血のオルフェンズには登場します。

阿頼耶識(あらやしき)システム

モビルスーツ操縦用のインターフェース技術。パイロットの背中に突起が埋め込まれ、これを使って直感的で高度に機体を操縦できる。三回まで手術を受けられるが、手術の失敗可能性が非常に高い。

三日月は阿頼耶識の手術を3回受けて生き残りました。モビルスーツのパイロットとしては作中最強クラスです。

まめしば

伝説のモビルアーマー戦、かっこよすぎたよ…

正面からやりあったら誰も勝てない、これが三日月の強さです。

だからこそ、正面からは戦わせてもらえなかったのかもしれません。

鉄血の世界は強さを適正に評価しない

鉄血の世界では強い人が正義でも、勝てる人が正義でもありません。

勝てる方法を持っている側が正義です。

まめしば

勝てる方法を持っている側なんて、もともとの権力者に決まってるじゃん!

ここでも一貫しています。

力だけで成り上がった者は、力だけで潰される世界

だから空から無差別攻撃をする。対人では勝てないからです。

こんなやり方、ガンダムの伝統的なエースパイロット対決でも、武士道精神でもなんでもありません。

ただの権力側の安全圏からの殲滅です。

制作側はここまで一貫して、鉄血のテーマを伝えたかったのだと思います。

まめしば

めちゃくちゃ意図的な演出だね

クーデリアが生き残った理由

ここまでくるとわかりやすいですが、クーデリアは力で戦わず、言葉で交渉できる人です。

まめしば

クーデリアは教育を受けて、言葉を持ってる人だからね

彼女は最初から社会と話す入り口を与えられていた側になります。

三日月とオルガがそれは…不可能ですよね。

  • 学校に行っていない
  • 幼少期から「使い捨ての兵器」として扱われてきた
  • 周囲のCGSの大人たちも平気で裏切る

こんな環境で交渉や和平の類が身につくとは思えません。

まめしば

社会の責任だよね、完全に

バトルものに見えて、かなりの社会批判をしているように思えます。

成長物語にしなかったのは、努力を許されなかった人間の物語だから

物語に賛否両論があるのもわかります。このテーマを一貫させるために、ストーリーに疑問を感じる部分もファンとしては0ではありませんでした。

ですが設定は神でした。

『鉄血のオルフェンズ』設定が神!魅力

モビルスーツデザインがかっこよすぎる

骨太で獣っぽいのが特徴のバルバトスをはじめ、鉄血のMSは兵器や武器感が強く、世界観にマッチしています。

物理攻撃主体かっこよすぎ

他作品でよくあるビーム主体の戦い方でなく、三日月は剣や殴打、メイスなどで戦います。スピード感をもって武器を操るモビルスーツのかっこよさです。

まめしば

特にモビルアーマー戦…!!!

厄祭戦というロマン

厄祭戦末期のモビルアーマー大量出現に対抗するため、72機のガンダム・フレームが急遽開発されました。

世界に72機しかないのです。

限定モデル、しかもエイハブ・リアクター2基搭載の最強モデルです。

その伝説のガンダムが現代に残っていた、ロマンすぎます。

阿頼耶識システムという名前

三日月・オーガスという名前も漢字とカタカナ合わせで覚えやすい、本当にいい名前でおしゃれだと思いますが、阿頼耶識システム。

これもかなりかっこいいです。

極道×ガンダムという異色の世界観

戦争×極道をここまで自然に混ぜ込んだガンダムは他にありません。

和とガンダムの融合、センスが良すぎます。

MAとバルバトスの歴史を超えた再戦

MA(モビルアーマー)とバルバトスの再戦。

厄祭戦で生まれた存在同士が、時代を超えて再び戦う。

死闘の末、歴史と同様バルバトス(三日月)の勝利でした。

まめしば

SFロマンのど真ん中だよ

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』を見るならdアニメがおすすめ!

まめしば

ぜひ見てみてね!

最後まで読んでいただきありがとうございました!