劇場版『チェンソーマン レゼ篇』|なぜ足ミサイルだけが記憶に残るのか【ネタバレ感想】
結論、足ミサイルは距離を保ったまま一撃で殺せる。
一番仕事に近い殺し方だからだと思うよ。
劇場版チェンソーマン レゼ篇を見に行ってきました。原作コミックスは既読で、テレビアニメは未視聴でした。
チェンソーマンの中でも、一番恋愛していて、一番残酷なのがこのレゼ篇です。
デンジが普通の幸せを夢見て、それを一瞬で叩き壊されるこのエピソードは、今読んでも心に深く刺さります。
マンガ既読でも映画は満足感あり、見に行ってよかった!
特にキャラクター紹介などなく始まるため、レゼ篇以前をアニメや漫画で履修してから見に行くのがおすすめです。
レゼ篇のざっくりあらすじ
雨やどりの電話ボックスで出会うデンジとレゼ
パワーが血抜きのためマキマさんに連れていかれ、デンジは魔人のビームと行動を共にします。
雨が降り始め電話ボックスに入ると、もう一人の女の子が電話ボックスに入ってきて、デンジの顔を見るなり大爆笑し、それから泣き始めます。
「あなたの顔が死んだ犬に似てて」泣く女の子にデンジは先ほど食べた花を口から出して手渡します。そのお礼として女の子、レゼの働くカフェに誘われました。
初めてのデート、夜の学校とプール
学校に行ったことのないデンジはレゼと一緒に夜の学校を探検します。
そこでレゼに「今いる公安はおかしい」「普通は学校に通ったりする」と言われ、考えすぎて頭が熱くなったデンジ。レゼは頭を冷やそうとプールに誘い、二人で服を脱いでプールで泳ぎ方を練習しました。
レゼの正体と急転直下の展開
デンジとレゼは夏祭りのデートに出かけます。花火が見えるスポットで二人きりになった時、レゼは「公安に見つからないところがある。一緒に逃げよう」と告白します。
しかしデンジの回答は「このまま公安で働きながらたまにレゼと会う」。花火が打ちあがった瞬間にレゼはデンジにキスをしますが、デンジはしゃがみ込みます。
レゼの舌の上にはデンジの舌がありました。レゼは首元のチョーカーを引っ張って悪魔の姿になり、デンジに襲い掛かります。
レゼというキャラが特別すぎる理由
好意が全部仕事ではなかったところ
レゼはソ連のスパイだったんだよね
レゼのミッションは「デンジの心臓を祖国に持ち帰ること」でした。
そのためのいわばハニートラップとして、デンジに近づいて恋仲になろうとします。
ですが、我々読者がレゼの目的を知った後に振りかえると、その行動には終始違和感があり、最後の選択ではデンジに恋をしていたことがわかります。
- レゼ本人の言うとおり、電話ボックスで心臓を奪えた
- プールで無防備な時も殺さない
- 舌を噛み切った後もう一度デンジにキス
新幹線で高飛びもせず、デンジの待つカフェにも戻りました。
デンジと同じ普通を知らずに生きてきた子
二人とも学校に通ったことがなかったよね
デンジの1話からの願いは普通になること、レゼの最後のモノローグも「私も学校通ったことなかったの」。
二人には自分で選べる普通を知らないという共通点がありました。
デンジ:貧困と暴力の中で生きてきた
レゼ :国家の道具として育てられた
違ったのは、デンジは都会のネズミ、レゼは田舎のネズミを選んだところです。
二人は生き方を選べないのが悲しいところ
『チェンソーマン レゼ篇』の魅力 | バトルシーン、夜のプール
蹴りを止めるレゼ、足がミサイルになるレゼ
終盤のバトルシーンです。
暴力の魔人の蹴りを片手で止めて「いい蹴りだったよ。やろうか」
かっこよすぎ!!
デンジを追い詰めてからの上から蹴り・・・でなく、レゼの足がミサイルになってデンジを狙っていました。強すぎます。
レゼの戦い方かっこいい!!
冒頭でも触れましたが、レゼが足ミサイルを使った理由は、
本気で殺そうとしていた。一撃で終わらせに来ていたから。だと思います。
- 銃で撃つ→冷酷すぎる
- 近接で殴る→迷いが生じる
- 足ミサイル→感情を持たずに距離を保ったまま一撃で殺せる
足ミサイルが一番【仕事に近い殺し方】なのです。
こんなの勝てっこない、って読者に絶望感を与える役割もあったよね。
強すぎるし、生半可な気持ちでスパイをやってない。
夜のプール
おそらくレゼ篇で一番な有名なシーンです。泳ぎ方を教えてあげる海外のおしゃれな洋画のようでしたよね。
レゼのコードネームはボム、爆破の悪魔でした。この対策としてデンジがレゼを海に落とすとは…。
プールでの二人を見た後の海に落ちていく2人、
何とも言えない気持ちになったよ
どちらも夜なんですよね。なんとも切なかったです。
レゼ篇は何巻で読める?【電子書籍情報】
レゼ篇は、原作マンガ5巻~6巻に収録されています。
映画オリジナルもちょっとだけあるから、見てみるのがオススメ!


