『機動戦士ガンダム 水星の魔女』最終回 ネタバレ感想・考察
ガンダムの比較的新しいアニメーション新作『水星の魔女』を見ました。
『水星の魔女は』ガンダムシリーズ未視聴でも楽しめる新シリーズであり、
10~20代の若手の新規ファンの獲得に大きく貢献した作品です。
初ガンダムが水星って人も多いよ!
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』漫画の魅力を解説!あらすじとネタバレ感想、考察も書いています。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』あらすじ
舞台はモビルスーツ産業が巨大な力を持つ未来。辺境の地・水星で育った少女スレッタ・マーキュリーは、母の勧めでモビルスーツ開発企業が集まる名門校アスティカシア高等専門学校に編入する。
この学園ではモビルスーツ同士の決闘によって地位や評価・さらには婚約者まで決まるという異様なルールが支配していた。
- 監督:小林寛
- 脚本:大河内一楼
- 制作:サンライズ(バンダイナムコフィルムワークス)
- 放送期間:2022年10月~2023年7月(分割2クール、全24話+プロローグ)
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』作品のポイント
学園×ガンダムという新しい切り口
ガンダムシリーズ(ほぼ)初の学園もの設定です。
物語の主舞台が学園で、学園のルールが世界と直結している作品は水星の魔女が初です。
水星の魔女では
- 学園=社会の縮図
- 生徒=次世代の経営者、技術者
- 決闘=企業間競争の代理戦争
になっています。
そのため学園というより、資本主義を学園内で表現したガンダムという書き方が合います。
決闘制度の裏にある大人たちの思惑
ここが水星の魔女の一番ガンダムしているところだよ
表向きの決闘制度はモビルスーツやパイロットの技術、学園の伝統としてありましたが、
裏側の本質としては、企業間の技術競争・権力争いの代行とされていました。
生徒たちは大手企業の後継者が多く、決闘で勝つことで企業内での資産や権力を勝ち取ることができます。
決闘に勝つ:企業の技術力・次世代リーダーとしての資質の証明
→会社の将来も安泰
決闘に負ける:技術力、リーダー資質がないと判断される
→会社の将来を担う資質を疑われる
例えば第一話でスレッタ・マーキュリーVSグエル・ジェタークの決闘がありますが、
グエルくんの父はジェターク家のCEO、つまり息子の彼は後継者候補です。
言ってしまえば
グエル君=ジェターク家
なのです。

はあー!?決闘で負けた!?ジェターク社の株価がどうなると思ってんだこのバカ息子!!(※会社の未来の危機に対してキレている)
ごめんなさい・・・(※父は自分に失望したと思っている)
…これはイメージセリフですが、実際このような親子の悲しいすれ違いがありましたよね。
子供が自分の人生や失敗だけでなく、会社・家・資本の期待まで背負わされて戦っているんだね
この親子間の認知のずれが、『水星の魔女』の
企業×家族×こども
のテーマそのものですね。
ガンダムとは何かを問い直す物語
ガンダム=英雄の乗り物からの逸脱
これまでのガンダムでは基本的にこうでした。
- 戦争の中で
- 若者が
- 圧倒的な力(ガンダム)を与えられて
- 苦しみながらも戦う
- →「人はなぜ争うのか」「戦争の悲劇」
これをひっくり返したのが水星の魔女です。
水星の魔女が問い直したガンダムの定義
水星の魔女ではベネリット・グループの方針により、
- 人を守るための兵器でも
- 正義の象徴でもなく
- 企業が開発した”禁止された技術”
- 人体に危険な欠陥兵器
ガンダムは夢でも英雄の乗り物でもなく、リスクの塊となりました。
他作品では選ばれたエリートしかガンダムに乗れなかったり、
才能のある人にしか乗りこなせない神秘的な兵器として扱われているイメージだよ
スレッタはヒーローじゃない
彼女は
- 戦争を止めたいわけじゃない
- 世界を救いたいわけじゃない
- ガンダムに乗って戦わないと人権を得られないわけじゃない
ただ、学校に行きたい、友達が欲しい、普通の女の子です。
なのに、ガンダムに乗っていると、誰かの思惑に巻き込まれることになります。
ガンダムとは何か
強い機体に乗って戦い、勝つことは本当に正義なのか?
決闘では強さで序列を決めるのに、ガンダムに乗ったスレッタは強かったけど、魔女だと言われていた矛盾があるね
なぜ『水星の魔女』は若者ファンを増やしたのか
謎が謎を呼ぶ展開でSNS向き(進撃の巨人戦法)
- 1話ごとに必ず引きを残す
- 難しすぎない
- 考察が義務でなく娯楽レベル
※進撃の巨人戦法は私がつけました
SNSの考察文化と非常に相性のいいつくりとして、狙った展開だと考えています。
伏線回収が比較的早く、飽きにくい
何クールも謎を引っ張られるとさすがに忘れてしまいますよね。
ONE PIECEくらい浸透している長寿漫画ならまだしも、ガンダム未視聴勢にいきなり長すぎる引っ張りは悪手だと思います。
数話単位で答えが出るから楽しかったよ!
専門用語を説明しすぎない
- ガンドフォーマット
- ヴァナディース機関
- 戦争シェアリング
このあたり作中で説明された記憶があまりないんですよね。
私はインターネットで毎回検索して公式サイトで用語を調べていました。
正直用語説明シーンってだれますし、自分で用語調べたうえでサブスクで何回も見られる時代なので、この作り方はすごくありがたかったです。
その分、バトルシーンや展開が充実していて最高だった!
ファーストガンダム知識が不要
初心者はそもそもどれから見たらいいかわからないっていうのがありますよね。
ガンダムZとか0とか…SEED…SEED DESTINY…調べたらネタバレを踏みそうだし…
ですが今回は知識不要で見られてしかも面白かったです。
展開が早く、純粋に面白い
1話の情報量が多くて戦闘までが早かった
とりあえず次も見ようが自然に起きました。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』を見るならdアニメがおすすめ!
是非みてみてね!


