成績優秀で要領もいい不良、いわゆるリア充・1軍だった矢口八虎が選んだのは、

超難関・東京藝術大学でした。

なぜ合理主義者が、藝大受験という非効率な世界に引きずり込まれていくのか?

努力は報われるのか?才能との関係は?

まめしば

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『ブルーピリオド』あらすじ&作品情報

あらすじ

高校生の矢口八虎は不良仲間とつるみながら成績上位をキープする優秀な生徒。心に空虚さを感じながら学生生活を送るとき、美術室で1枚の絵に出会い心を動かされ、難関・美大受験を決意する。それは世渡り上手の矢口八虎が人生で初めてする非効率な選択だった。

作品情報

作者:山口つばさ

連載誌:「月刊アフタヌーン」(講談社)

巻数:全16巻(※2026年3月現在)

連載期間:2017年~(連載中)

受賞:マンガ大賞2020受賞

ジャンル:青春・受験・芸術

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『ブルーピリオド』の魅力|合理主義が非効率にとりつかれる恐怖と美しさ

正解のある人生から外れていく主人公

いい高校、いい大学、いい会社というのが世間でいう正解の人生です。

主人公の矢口八虎は、

成績優秀、空気も読めて、要領もよく、不良っぽさもあります。

高校において勉強だけできてもガリ勉とか馬鹿にされますから、いいとこどりです。

まめしば

高校生としての1軍完成形かもね

そんな矢口八虎が選んだ進路が、美大受験、しかも東京藝術大学です。

東京藝術大学

日本最高峰の芸術系国立大学。入試難易度は極めて高く、倍率は学部によるが10~21倍の超人気の大学。

難易度が極めて高いうえ、合格しても将来は安定しません。

美術だけで食べていける人は少数で、才能だけでなく運も必要な世界です。

合理主義の人間が、

合理的に考えたら選ばない道を選ぶ物語

非効率にとりつかれる恐怖と美しさ

合理的に考えなくても、美大受験が非効率であることは誰でもわかります。

矢口八虎ならわかるはず、それでも苦しいのにやめられません。

だからこそ、

創作や表現に触れた人のリアルです

主人公は絵がうまい人ではない

矢口八虎の強みは適応力としておそらく描かれており、

要領の良さ(計画性・努力・分析・観察)に終始されている描き方だと思います。

たしかに藝大には合格しますが、絵の天才として登場する高橋世田介たちには

絵のうまさでは敵わないという立ち位置です。

実際の受験の時にも合格をつかんだ力は下記です。

  • 状況分析力
  • 言語化
  • 弱点の理解

→観察と思考が強み

これは芸術の世界ではかなり重要な適性として扱われている、という描き方です。

非合理な道に入ったのに、そこでまた合理性が要求されています

まめしば

なんだこのダブルスタンダードは!!

『ブルーピリオド』の名言|クリアするためのコストは人より多くかけている

クリアするためのコストは人より多くかけている(矢口八虎)

クリアするためのコストは人より多くかけている。

そしてそれが結果になっているだけのことなのに(矢口八虎)

藝大受験前からすでに自分を客観視して、

苦手をつぶして結果を出すことが得意だったことがわかる言葉です。

この強みが藝大受験にも活かされていくとは…。

できないと投げ出すこともなく、苦手なこともそつなく克服する、

これをできるだけでも忍耐も継続力もメンタルも相当なものです。

あなたが青く見えるなら、りんごもうさぎの体も青くていいんだよ(森まる)

あなたが青く見えるなら、りんごもうさぎの体も青くていいんだよ(森まる)

かなり重要な名言です。

渋谷もりんごもうさぎの体も青くていい、といいますが、

個人の感性の肯定であると同時に、表現に責任が伴うということでもあると思います。

芸術の世界では物事を個人の自由に見ていい、表現していい世界ですが、

同時に学問や仕事にするなら、社会に評価される表現である必要があります。

自分の見え方を他人に差し出す覚悟の物語

努力は運の幅を広げてくれるじゃないの(大場先生)

努力は運の幅を広げてくれるじゃないの(大場先生)

希望にも聞こえますし、同時にすごく冷静で残酷な言葉にも聞こえます。

努力は無意味ではないですが、

それと同時に努力しても最後は運しだいということでもあります。

かなり『ブルーピリオド』らしい言葉で、

努力は必ず報われるわけではないけれど、才能がすべてを決めるわけでもない、

努力しても報われない可能性を含めて努力する、という考え方です。

確かに主人公はこれをできているように思えますね。

『ブルーピリオド』の見どころ|才能と努力の残酷な関係

『ブルーピリオド』の見どころ
  • 正解のない世界に落ちる恐怖
  • 才能と努力の残酷な関係
  • 表現=自分をさらけだす怖さ

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まめしば

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